先達はあらまほしきことなり

デジタルテクノロジーの活用と展望

メタ認知力で習得スピードを上げる

本質に迫る

近視眼的な視点では本質の把握ができない。メタ認知とは大局的な視座で物事を把握することを意味する。大局的とは空間的、時間的に範囲を広げて観察することだ。本質を理解する有効な方法の1つが、俯瞰的な視点で他と比較することだ。


周辺知識の大切さ

例えば、日本人の本質とは何かという問いに答える場合、アメリカや中国と比較して、日本ならではの部分を探すことになる。実際にアメリカに旅行した経験のある日本人の方が、日本人の本質について雄弁に答えることができる。それは、比較対象になる国のことを詳しく知っているからに他ならない。


VBAの断片情報を体系化する

スキルを効率的に習得する際にも、メタ認知力が効果を発揮する。VBAの本質を雄弁に語れるようにすることを目標にしてみるとよい。他言語との違い。世の中に登場した時期。誰が開発したか。現在どんな場面で利用されているか。実はVBAの歴史を辿ることや活用現場を見ることが難しいことは確かだ。しかし、希少な書籍や記事でこの辺の知識をインプットすると大局的視点を持てるようになる。スキル習得スピードが向上することに加えて、希少な知識を持った人材としての価値が高まる可能性もある。