先達はあらまほしきことなり

デジタルテクノロジーの活用と展望

自分のビジネス(業務)を持っている人が習得が早い

学んでも使えない英語の二の舞にならないように

プログラミングスキルは使うことで初めて身につく。技術書は構文を勉強するには、体系的にまとめられているので有効だが、実用的に使う技術はほとんど身につかない。英語の構文を勉強しても、英語を話せないまたは英語で文章を記述できないのと同じ。しゃべりたいことや言いたいことがなければ、わざわざ言葉を発することや書くことはない。プログラミングも同様に、自分が自動化したいと望んでいるビジネス(業務)がないと、構文を読んで理解できるレベル、問題集の問題が解けるレベルのままだ。自由自在に使えるレベルに成長しない。

スキルを磨き上げるか忘却か

逆に、自分が自動化したいと望んでいるビジネス(業務)があれば、基礎スキルを使って、社会実装する場数を踏むので応用スキルが身につく。応用スキルは社会実装しないと身につかない。すでに作りたいアプリケーションが明確にある人は、どんどん習得していく。作りたいものが明確にない場合は、スキルを発揮する場を積極的に作る・得るという行動が欠かせない。それをしないと、せっかく習得した基礎スキルが忘却されていく。

初心で抱いた報酬

プログラミングスキルを習得しようとした初心は、それでお金や自尊心などの報酬を得るということだったはずだ。スキルにより報酬を得るということは市場価値を生み出してこそなのだ。技術書だけで身につけたスキルは、市場価値を生み出す一歩手前の状態だ。市場価値は実社会でしか生み出せない。自己学習に閉じていては、誰の役にも立てないスキルのままで風化していくだけだ。