開発スコープを決める
どこまで自動化するか
業務を効率化するために、アプリケーションで自動化するのだが、その際に大事なのは自動化する部分と手動のままの部分をはじめに切り分けておくことだ。すべて自動化できればよいが、どうしても手作業の部分は残るものだ。自動化の対象業務が広く、時間的な都合や技術的な都合で、一気に自動化することが難しい場合、今回自動化する範囲、次回自動化する範囲というふうに、開発する範囲を区切ることがある。この開発範囲のことを開発スコープという。
開発スコープの認識合わせ
ユーザー側と開発側で開発スコープの認識が合っていないと、「ここまで自動化される想定だった」などと納品後にトラブルになりかねない。複数人でアプリケーションを分業体制で開発する場合、全員が開発スコープを共有していないと、設計モレ、実装モレ、テストモレなどが発生しスムーズに開発が進まない。