先達はあらまほしきことなり

デジタルテクノロジーの活用と展望

Windowsの機能をシームレスに利用できるVBA

ExcelVBAやAccessVBAで業務アプリケーションを作る優位性は様々あるが、Windowsの機能と組み合わせて使う例を紹介する。

タスクスケジューラ

あらかじめ時間を設定しておき、ExcelAccessを起動させることができる。タスクスケジューラを使えば、人がPCを使わない夜中に大量の経理処理をAccessで行うことができる。日時の設定は毎日だけでなく、金曜日の4:00amなど自由な設定が可能だ。毎月月末に1回しかしない業務も設定しておけば、月末の決まった時間にAccessを起動させ、集計結果をExcelファイルで出力するという使い方もある。

サウンド

ゲームアプリケーションと違い、業務アプリケーションは音を出すものは少ない。しかし、何か緊急を知らせる機能として、音を出したい場合がある。常に画面を見れない状態で、ユーザーに注意喚起したいケースなどは効果音を鳴らすのが有効だ。音を出す機能自体はExcelAccessにはないが、VBAWindowsの機能を呼び出すことで、任意の音源を再生することができる。

コンピューター名

複数のPCで同時にAccessを利用するような場合、誰が使っているかを知りたいケースがある。そのような場合に、コンピューター名を取得して画面で確認できる仕様にしたい。他にも、ある特定のPCでのみ可能な機能をつける場合にコンピューター名を参照するプログラムが必要だ。